トマトいろいろ
- 2014年09月12日
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バカンス中は閑散としていたマルシェもいつものお店、常連客たちが帰ってきて活気を取り戻しました。毎週日曜日に行く5区、ムフタール通り近くのPlace Mongeモンジュ広場のマルシェでちょっと面白いトマトを見つけたのでご紹介!
Les Saveurs d’Antan(直訳すると昔の味)と言う名前で、いろんな古代トマト(昔食べていた品種を復活するのが最近ブームのようですね)や珍しい種類のトマト数種を混ぜて量り売りしていました。フランスで人気の料理番組「TOP CHEF」(若いシェフたちが様々な課題に挑戦し、TOP CHEFの座を競う)の歴代チャンピオンの1人JEAN IMBERTもお勧めのトマトたちの中身を紹介しますと…、
Cœur de boeuf(牛の心臓):最近はモノプリなどのスーパーでも見かけるようになった古代トマトの中で一番ポピュラーなトマト。皮が薄く果肉ぎっしり、甘くてジューシーで、サラダや、先日ご紹介したブラータの付合せにして食べるのがお勧め。
Cœur d’Antan(昔の心臓?):前述のCœur de boeufの元になったトマト。果肉ぎっしりで味わい深く、香りが素晴らしい。
San Marzano:イタリア人お気に入りのトマト。甘く、とろけるような食感でトマトソースに最適。水分少なめなのでサラダやサンドイッチにも適しています。
Cornue des Andes(アンデスの角?)
ピーマンのような形が特徴。種が少なく肉厚で水分は少なめ。香りがよくて酸味がなく消化にとてもいい。
Tomates Zébrées(縞模様トマト) :
黄色や緑の縞模様が美しいトマト。ジューシーで酸味あり。
Tomate rose(ピンクトマト)
日本やアジアで多く食される。甘くジューシーで、香りも高く、とろりとした食感が人気。
Olivine orange
水分が少なく、風味豊かなトマト。生でも火を通しても美味しい。
Tomate Golden(ゴールデントマト)
古代トマトの一種。サラダに彩りと豊かな風味をもたらす。
Tomate Ananas(パイナップルトマト)
とろける食感と豊かな風味。輪切りにして生で食べるのがお勧め。
Noire de Crimée(クリミアの黒トマト)
ロシア(クリミア自治共和国)の黒海が原産地の古代トマトの一種。真紅〜黒褐色の色が特徴的なトマトで香り高く、甘さはトップクラス。緑っぽくなりかけた頃が食べ頃。
Noire ronde(黒トマト)
とてもジューシーで風味豊か、クリメの黒トマトよりも引き締まった果肉。
Green Zebra(緑の縞模様)
甘くてスパイシーでとろけるような食感。柔らかくなる前に食します。
こんな風にまぜこぜにして売ってあるのは珍しく通常は牛の心臓や、黒トマトなど種類別に量り売りしています。
見かけたら購入してみて、それぞれのトマトの風味そのものをお試しください!
サラダにこれらの風味豊かなトマトを加えてオリーブオイルを少しかけるだけで大満足の一品になります。
Bon appétit !
Marché Monge
place monge 75005 Paris
水・金・日 7時〜14時頃まで