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~フランス土産〜番外編:スペインのトゥロン~


夏の長いバカンスも後半戦。

パリっ子達も徐々に戻ってきて、テラスにもいつもの顔が見え始めてきた今日この頃。

お土産文化がないフランス人、バカンス後には土産話はあっても、何かを贈り合う様子を見かけることはほぼありません。

本当に美味しいものや気に入ったものを親しい友人や家族などにあげるということはもちろんありますが、会社の同僚や友人みんなへのバラマキ土産に頭を悩ますなんてことはまずないようで、ちょっと羨ましい反面、日本から来る友人たちがいつも気の利いたさりげないお土産を持ってきてくれて感動するので在仏が長くなったとはいえ、お土産文化とサヨナラすることはまだできそうにありません。

そんなわけで、かれこれ15年以上、帰省のたびに、家族や友人たちへのお土産を買い続けているので、正直もうネタ切れです(苦笑)。

帰省直後に渡せる家族には、彼らのお気に入りのマカロンや、チーズ、サラミ、チョコレートなど、多少種類を変えつつ毎回買っているので楽ですが、問題は家族以外のすぐに会わない友人たちへのちょっとしたお土産。

日持ちして、配りやすく、お手頃で、軽くて嵩張らない、、、とクリアすべき条件が多く、毎回変えようとするともう大変!

今までは紅茶、ハーブティー、板チョコ、フランスならではの食材や、ハンドクリームなどのコスメなどをブランドやフレーバーを変えてローテーション。

もう2周くらいしてしまったのでそろそろ新ネタをと思いパリの友人に「お土産どうしてる?」と聞いたところ勧められたのが今回ご紹介するスペインのヌガーことトゥロンです。

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前置きが長くてすみません。「え、でもスペインでしょ?」と私もすぐに突っ込みましたが、「フランスにこだわらなくても、フランスで買えて、日本では馴染みのない美味しいものでいいんじゃないの?」と。なるほど。

まず、ヌガーと言ってもピンとこない人もいるかと思いますが、私が思い浮かべるのは、白っぽい生地の中にナッツ類が入っている甘〜くて、食べると歯にねちゃねちゃつくあの砂糖菓子です。

濃いめのコーヒーに添えられていたら食べたくなりますが、それ以外ではちょっと、、、という程度の認識でしたが、今回こちらでいろいろ試食させていただいて見事に変わりました!

スペインヌガーこと「Tourrons(トゥロン)」は、クリスマスには欠かせないお菓子だそうでスペイン人の好物の一つ。

焙煎したアーモンドなどのナッツ類を卵白、蜂蜜、砂糖などで煮詰めて練り固めたもので、製法はフランスヌガーと基本一緒のようですが、私は断然トゥロン派!

そもそもヌガー自体をよく知っているわけではないのですが、何が違うんだろう?と調べてみたところ、ナッツの含有率がトゥロンは70%以上、ヌガーは30%と、断然高く、噛むとナッツの香ばしさとカリカリ感が際立っていて、意外に軽く、これだけでパクパクいけてしまいます!

コーヒーのお供、砂糖の代わり的ではなく(こう思っていたのは私だけかもしれませんが)、一つのお菓子として、ちょっと糖分補給したい時に、一切れいただきたい感じですね。

今回勧められたお店、Vicensはスペインのカタロニア地方のアグラムントという村で1775年に創業された老舗のお店でパリではこちらのブティックのみ。

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迷っていると陽気なスペイン人の店主が、これもあれも、とどんどん試食させてくれるので食べ過ぎにご用心!

ドライフルーツが入っていたり、チョコレートでコーティングされていたりと種類も豊富ですが、同じ商品でもサイズ、形、パッケージにバリエーチョンがあり、一人用、大人数で分ける用などいろいろあって便利です。

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数種類が綺麗な箱に入ったお試しパックみたいなのもあって、なかなか消費者心理も掴んでいます。

トゥロン以外にも変わった食材と組み合わせたチョコレートも沢山あり、柚子や、白トリュフなども味見させていただきました。

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斬新な組み合わせが多く、「こんなの初めて!」と喜ばれるだろうと思う商品が多数でした。

今回は甘いものを食べた直後に行ったので試食は最小限に抑えましたが、次回はがっつり試食させていただき吟味して冬のお土産にしてみます。

皆さんも遠慮せずどんどん試食を!

Torrons Vicens
21 Quai de la Tournelle 75005 Paris
http://www.vicens.com/en/(英語版のサイト)

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ノートルダム