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元旦はパリでシネマ!


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ノエルも終わり、年内、残すは大晦日のレヴェイヨンrévillonのみになりましたね。こちらは友人たちと集まって飲み明かすニューイヤーパーティー。カウントダウン時にはいたるところで「ボナネ Bonne année !(ハッピーニューイヤーの意味)」の声が聞こえ賑やかですが、翌朝の元旦、お正月の習慣はフランスにはなく、飲み明かした元旦の朝は、パリの一番静かな朝となります。近年はシャンゼリゼやオペラ界隈の他にも観光客が集まる地域では営業している店舗も増えてきましたが、12月25日と元旦は商店はもちろんのこと、美術館も閉館で、さあ、何をしよう?となります。
どこも開いてない日曜日、祝日にフランス人が何をするかというと、散歩!です。とにかくフランス人は散歩好き。家族で散歩というのは、小さな子供連れでもない限り日本では珍しいかもしれませんが、こちらでは立派な休日、祝日の過ごし方。観光地での散歩ならともかく、住み慣れた土地の散歩に最初は、「え!他に何もすることがないの?」と戸惑いましたが、普段通っている道でもゆっくり歩いてみると新しい発見があったり、そして、何よりも町並み自体が美しいので、なかなか楽しいお散歩です。

そして、後になって気づいたのは、本当に何もすることがないから、お散歩なのかも・・・ということ。特に地方都市では、祝日はもとより日曜日でもレストラン、ブティック、とにかくほとんど閉まっていて、出かけるところがないのです!日曜日は商売人も皆、休んで家族でゆっくりしなさいということで、とてもいい習慣だと思うのですが、正直、観光で来ているとつらいところ。

さて、そんなフランスの唯一の例外は、映画館。ここだけは、年中無休で営業しています。
お散歩をお勧めしましたが、あまりにも寒い日や、雨の日にはさすがにきついですよね。それでもせっかくのパリ滞在、一日アパルトマンで過ごすのはもったいない!そんな時は、是非映画館へ。5区のソルボンヌ大学~パンテオンがあるカルチエ・ラタンと呼ばれる文教地区にはミニシアターが沢山あります。いわゆる名画座で、日本でもお馴染みのジャック・タチや、エリック・ロメールなどのフランス人監督作品の回顧上映はもちろんのこと、ヒッチコック、チャップリン、また、黒澤明、小津安二郎などの作品も頻繁に上映されています。フランス語がわからなくても、一度観たお気に入りの作品や、無声映画、そして日本映画なら十分に楽しめますよね?また、写真のように、今年のカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞した是枝裕和監督の作品「そして父になる」などの新しい日本映画の公開も年々増えています。言葉がわからなくても新作を楽しみたい!という方はパリの至る所にあるシネマコンプレックスのMK2や UGC、Gaumontなどへ。フランス人は、映画館でも思いっきり笑い、気に入らなければブーイング。また笑いのツボが日本人とは違うので彼らの反応も映画と同時に楽しめます。映画発祥の国、フランスの映画文化に触れたいなら、ミニシアターの方がお勧めです。ミニシアターにはそれぞれ歴史と趣があり、レトロで個性的な内装や、館内に飾ってある古いポスターを見れば、映画ファンでなくても、映画への愛と尊敬を感じて、感慨深い気持ちになること必須です!何もすることがない時はフランス人に見習って、フランスが誇る映画文化を堪能しに、映画館に行きましょう!
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2013年もセジュール・ア・パリをご愛顧くださいまして誠に有難うございました。
少し早いですが、セジュール通信の読者の皆様にパリから感謝と愛をこめて、
Bonne année !!!