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野外写真展「HADZA – DERNIERS DES PREMIERS HOMMES」@植物園


jardin des plantes oct 2015

jardin des plantes photos exp oct 2015 1

秋と言えば紅葉。日本の紅葉には負けますが、パリの紅葉もなかなかのもの。という訳で、まだまだ植物園ネタが続きます!
今週は19度近くまで気温が再びあがり、週末は天気もよく、絶好の散歩日和だとか。そんな散歩時に目を楽しませてくれるのが植物園恒例の野外写真展。植物園という場所柄、自然、大地、そこに生息する動植物、生きる人々などのミニ写真展が並木道添いに展示されています。

植物園だけでなく、パリ各所ではアート作品の野外展示が充実していて、公園では、リュクサンブール公園のフェンスでの大規模な野外写真展も有名ですね。天気が良い日に散歩しながらアート鑑賞。こういう時にパリって本当に素敵だなと思います。

さて、今回の植物園での野外写真展のタイトルは、「HADZA – DERNIERS DES PREMIERS HOMMES」。植物館内の自然史博物館の写真アワードを受賞した写真家MATTHIEU PALEYの目を通して切り取られた「最後の原始部族」と言われるタンザニアのHADZA族の日常。一万年前と変わらずに狩猟採集のみで生き、現代社会のあらゆる規則から自由で、自然の恵みのみを享受して生活する彼ら。野鳥、蜂蜜、植物など居住地域近隣で採(捕)れるもののみを生きる糧としていますが、農耕、牧畜などを行う近隣の部族の近代化に伴い、自然破壊が進み、存続が危ぶまれています。

貨幣も蓄えも必要ない、自給自足のその日暮らし。世界中のモノ、情報が簡単に手に入る便利な近代社会ですが、便利さに比例するかのようにストレスが増大し、物質的には生きやすくなっても、精神的には生きにくくなっています。自然の恵みと厳しさの中で、シンプルかつ自由に生きるHADZA族の姿を見ていると本当の豊かさとはなんだろうか?と考えざるを得ません。進化することは大事だけれども、守るべきものはしっかり守り、その為にも振り返ることも必要だなどと考えながら秋空の下を散歩するのも楽しいですよ!

写真展詳細はこちら:
http://www.jardindesplantes.net/fr/visitez/agenda/exposition/prix-photo-museum-hadza-derniers-premiers-hommes-0

Jardin des Plantes 植物園
夏期:毎日、7時半〜20時
冬期:毎日、8時〜17時半
http://www.jardindesplantes.net/