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1月はGalette des rois(ガレット・デ・ロワ)


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日本の皆様は七草粥を食されたところでしょうか?フランスにはお正月がないので、もちろんお節料理に匹敵するものはありませんが、1月になると必ず一度は食べるのがこちら、ガレット・デ・ロワ。
最近は日本でも見られるようになっているそうなので既に口にされた方も多いのでは?

フランスの地方ごと、またパン屋さん、ケーキ屋さんごとにバリエーションがありますが、基本は、サクサクの折りパイにフランジパーヌ(アーモンドクリーム)が入ったパイ菓子で、中にフェーヴ(fève、ソラマメの意)と呼ばれる陶製の小さな人形が一つ入っています。一人用から大人数で切り分ける大きなガレットまで、年明け早々からこれらお店のショーケースには大小様々なガレットがずらりと並びます。大人数用のパイを買うと、紙でできたかわいらしい王冠もついてきます。こちらもお店ごとに違って、確かラデュレのは感動的な美しさでした!

さて、この1月のお菓子には楽しい仕掛けがあります。
伝統的には、1月6日の公現節に家族で切り分けて食べ、フェーヴが当たった人は王冠を被り、祝福を受け、幸運が1年間継続するといわれています。名称の「ロワ」(王たち)とはフランス語で「ロワ・マージュ」(rois mages)と呼ばれる東方の三博士のことで、王様ではありません(王冠なので王様かと思っていましたが!)。

集まった中で一番小さい子供がテーブルの下に入り、大人の誰かが切り分け、この子供に誰に配るかを指名させて順番に分けていきます。この行事はだいたい1月一杯続くので、1月の間はどこかに招かれるたびにデザートはガレットということもあります。元々フェーヴは本物のソラマメだったようですが、1870年に陶製の人形が使われるようになり現在も続いています。とってもかわいいフェーヴ、あたると嬉しいですが、コレクションとして集めている人も多いみたいですね。有名なお店ではスタイリッシュでお洒落なフェーヴがはいっていたりして、一度ハートの片割れが当たった時はもう一方は誰が?となんだかロマンチックな気分になりました。愛の国フランスらしいですね。

その年々でフェーヴのテーマを替えているのか、一度は外国人の典型シリーズでしょうか?カメラを持った日本人のようなお人形までありました!
お味のほうも、アーモンドクリームと言っても、濃厚だったり、あっさりだったり、抹茶や、チョコ、バニラなど一工夫されていたり。パイ生地のサクサク具合も一様ではありません。いろいろ試してお気に入りのガレットと、フェーヴを探してみてはいかがでしょうか?