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真夏の(雨の日の)パリの過ごし方〜デジタルアートで絵画の世界へ〜


真夏のパリの過ごし方その2〜と続ける予定でしたが、天気が不安的な今日この頃。気温もまたグッと下がって雨もチラホラ。
40度近くになった翌日には20数度まで下がることもあり、パリの夏は本当に気まぐれですね!

さて、今回は雨の日でも楽しめる展覧会をご紹介します。
本ブログで以前ご紹介したデジタル・アートセンター「Atelier des lumières(アトリエ・デ・リュミエール)」の今年のテーマはゴッホとジャポニズムです!

プログラムは3部構成で、約30分のメインプログラム「Van Gogh, la nuit étoilée(ヴァン・ゴッホ、星月夜)」、ジャポニズムをテーマにした短編「Japon Rêvé, images du monde flottant(夢に見た日本、浮世絵)」、そして宇宙がテーマの現代アート作品「Verse」と約2〜3分の休憩を挟んで順に上映されます。
デジタル技術によって生命を吹き込まれたかのようなゴッホや浮世絵の名作が、ダイナミックに展開していきます。映像は四方及び床に投影されるので、絵画に描かれている世界の中に入り込んだような不思議な感覚が味わえるのが本展覧会の魅力です。
今回も音楽の選曲が素晴らしく、クラッシックからジャズ、エレクトロニック、ポップミュージックと様々なジャンルの音楽が各作品に見事に調和していて、臨場感を高め、感情を揺さぶります。ダイナミックなデジタル絵巻と情緒あふれる音楽に、身も心も委ねられる至福のひと時を今回も堪能することができました。

atelier des lumieres ゴッホ - 1

夏のバカンス期とはいえ、中心部からも離れており、またルーブルやオルセーなどに比べて知名度も低いので空いているだろう?と思っていたら大盛況!結構混雑していましたが、会場のどこからでも作品が観賞できるので、床に座ったり寝転んだり、また場所を変えながら、と人が多くても自由にリラックスして作品を「感じる」ことができました。
さらに、大音響なので多少子供がはしゃいでも大丈夫。そのせいか、小さな子供連れの家族も多く見かけました。
最先端の技術を駆使し、別のアプローチで名画を気軽に楽しむ。小さな子供たちはスクリーンに吸い込まれるかのように画面に近づいていく、動き出す絵画とともに、音楽に合わせて体を動かす。でも、ここでは誰にも怒られない。美術館では退屈してしまう子供たちでも、のびのびと全身で作品を感じることができる、そして、大人もストレスなしに、一緒に楽しむことができる。これが人気の理由の一つかな?と思いました。

atelier des lumieres ゴッホ - 1 (1)

映像の抜粋は【公式HP】 からご覧いただけます。
クリムト展を見逃した方は、8/1〜24、10/29〜11/2(18時半〜21時半)に開催される「les soirées Klimt」で、再上映されますので、お見逃しなく!(注:この期間はゴッホ展の週末の夜間上映はありません)
そして帰りには併設のブティックでのお土産探しもお忘れなく!ジャポニズムのものも可愛いものが沢山ありましたよ。

atelier des lumieres ゴッホ shop - 1

atelier des lumieres ゴッホ shop - 1 (2)

Van Gogh, la nuit étoilée • Japon Rêvé, images du monde flottant • Verse
開催期間:2019年2月22日〜2019年12月31日まで
開館時間:10時〜18時(月〜木)、金土は〜22時、日〜19時
住所:38 rue Saint Maur 75 011 Paris
最寄りメトロ:Voltaire, Saint-Ambroise(9番線)、Rue Saint-Maur(3番線)
料金:大人14.50€ /学生11.50€ / 5-25歳9.50€ / 5未満の子供は無料 / 65歳以上の13.50€ /家族(大人2人7-25歳の子供2人を含む)42€
公式HP(英語版)
なんと日本語ページまで!

予約は10時〜16時半の間で30分ごとに受付けています。12時〜14時の間が比較的空いているようで前日でも予約できそうな感じです。クリムト展は混雑が予想されるので早めに予約することをお勧めいたします。
現地ではチケットは販売していないので事前予約をお忘れなく。30分単位での予約受付ですが、遅れてもご心配なく!予約時間以降であれば優先的に入場させてもらえます。
また、滞在時間に制限はありませんので、見逃した分を残って鑑賞することも、気に入ったらもう一度鑑賞することも可能です。
ただし、館内は冷房が結構きいていますので(猛暑の日は避難場所になりますね!)上着やスカーフを持っていくことをお勧めします。