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冬のお楽しみ、オペラ座でバレエ鑑賞


マイナスのパリからこんにちは!

今週は晴天が続くものの、日中もマイナスの日が多く外出時にはカイロが大活躍です。
今朝は美しい雪景色で朝を迎えましたが、明日からはまた気温が上がるようなのでこの冬最後の雪でしょうか?

さて、フランスは只今冬のスキー休み真っ最中。

バカンス中のパリのちびっ子達に加え、地方からの観光客も多く、美術館や博物館はチビっ子たちと引率の大人で行列ができている所も多数です。

寒さを物ともせず子供は雪でも大はしゃぎ。
公園で雪合戦をしたり、雪だるまを作ったりと元気いっぱいですが、この寒空の下、付き添いの大人たちは大変ですね。

そんな寒い冬の大人の楽しみの一つは、パリならでわのオペラ座公演。

寒い日はできれば夜の外出は避けたくなりますが、オペラ座なら嬉々として出かけてしまいますよね。

オペラ座と言っても私はバレエファンなので、もっぱらバレエの話題ばかりで恐縮ですが、今回ご紹介するのは、バレエファンでなくとも一度は耳にしたことがあるであろう、モーリス・ベジャールの「ボレロ」。

フランス映画、クロード・ルルーシュ監督の「愛と哀しみのボレロ(原題はLes Uns et les Autres)」のラストシーンとしても有名な演目ですね。

ラヴェルの「ボレロ」は同一リズムが保持される中、2種のメロディーが延々と繰り返され、次第にクレッシェンドで「昇天」していくと言う、一度聞いたら忘れられない楽曲。

一見単調でシンプルですが、聴けが聴くほど奥が深く、宇宙的な広がりを感じさせる「ボレロ」は振付け師たちのインスピレーションを刺激するようで、多数の「ボレロ」が創作されています。

さて、話は戻って今回の「ボレロ」は世界的に有名な振付け師のモーリス・ベジャールの代表作の一つの「ボレロ」。

舞台セットは赤い円盤のみ、コスチュームは黒のタイツのみで男性ダンサーは半裸と至ってシンプルです。

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円盤の上でソリスト「メロディ」として踊るのはエトワールのマリー=アニエス・ジロー。

映画が男性ソリストだったので男性だと思い込んでいたので、暗闇の中から女性が現れた時には驚きましたが、元は女性ソリストから始まったようですね。

ベジャールの「ボレロ」は主役を男女両方演じられると言う珍しい作品でもあります。

ソリストを囲むようにして崇めるかのように踊る「リズム」の男性ダンサー数十名。
厳かで力強く、そして官能的な女神、いや絶対君主を崇めているかのような構成で、儀式的なものを感じさせる舞台は圧巻でした。

クレッシェンドとともにグイグイ惹きこまれていき、最後はダンサーたちとともに昇天!するくらい高揚した16分。

こちらは二幕目で、アントラクト前の一幕目は、バンジャマン・ミルピエの「ダフネとクロエ(55分)」こちらもラヴェル作曲です。

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予想に反して、こちらの振り付けの方が「ボレロ」に比べるとクラッシックな感じ。色彩豊かな舞台セットと衣装も素敵で見応えは十分でしたが、身体一つ、踊り一つで息するのを忘れてしまうくらい引き込んで切れたベジャールの「ボレロ」に私は一票を投じます。

どちらもオーケストラによる演奏。ラヴェルの素晴らしい音楽とともに、温かいホールで素敵な一夜をお過ごしください。

公演は3月24日まで。

オペラ座の公式サイト上では残席はほぼありませんが、代理店などを通せばチケットを購入できることが多いですので、ご興味がある方はコンシェルジェまでお問い合わせください。

Ballet de l’Opéra

Benjamin Millepied, Maurice Béjart
Opéra Bastille
https://www.operadeparis.fr/saison-17-18/ballet/benjamin-millepied-maurice-bejart