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パリで映画三昧!


4月初旬で既に桜も満開のパリからこんにちは!
日中は20度近くになる日もありタイツだとちょっと暑い?くらいの先週でしたが、今週は気温も少し下がって花冷えのよう。コートも革ジャンもまだまだ手放せません!

さて、そんな花冷えの日曜日、久しぶりにカルチエ・ラタンの名画座で映画を観てきました。
こちら、ソルボンヌ大学〜パンテオン周辺には、いわゆる名画座が沢山!特に写真のChampoがあるrue des Ecolesと脇の小道Rue Champollion、ここだけで名画座が5館!
フランスならヌーヴェル・ヴァーグの監督たち、イタリアなら、フェデリコ・フェリーニ、ルキノ・ヴィスコンティなど巨匠のレトロスペクティブが定期的に組まれていて、見逃しても半年ほど待てば観られるのでちょくちょく足を運んでいます。

パリで映画三昧 - 1

他にもヴィム・ヴェンダースや、アンドレイ・タルコフスキーなどヨーロッパの巨匠のレトロスペクティブ、ハリウッド黄金時代の名作特集(こちらは俳優特集や、コメディ、ウェスタン、ノワールなどテーマ別特集が多いかな?)、そして小津安次郎やウォン・カーウァイなど、アジアの巨匠特集などもあり、世界の名画ファンなら毎日通いたいラインナップで、前を通るたびに足を止めてウィンドーに貼られた美しい古いポスターと手作り間満載のプログラムをじっくり見てしまいます。
オードリー・ヘップバーンやジーン・セバーグなどの作品もよく上映されているので、観る時間がなくても「また今度!」とA4サイズの可愛いチラシだけ拝借してコレクションしています。額に入れて飾るとインテリアとしても素敵ですよね。

さて、今回目に留まったのは大通り沿いのChampoのプログラムではなく、脇道のLa Filmothèque du Quartier Latinのルキノ・ヴィスコンティ特集。
1年くらい前にも同監督の特集をしていたのですが、その際に見逃した作品を今回鑑賞しました。映画を観たいなと思ったらまずチェックするのが、この二つの名画座ですが、最近よく行くのは、La Filmothèque du Quartier Latin。
少し前はフランス初公開の宮崎駿の「ルパン三世 カリオストロの城」がここで上映されていました。古き良き時代の美しい手描きアニメーション、素晴らしい世界観とよく練られたストーリー展開、テクノロジーに頼ることなく、内容そのもので魅せる作品で十分に楽しめました。
本館の顧客は恐らくシニア世代なので、宮崎作品にも関わらず若い観客が少なかったのですが、この作品以外にも若い人たちにも観て欲しい作品が沢山あるのに・・・といつも若い観客の少なさを残念に思います。
そもそも映画館離れをしているのかもしれませんが、スクリーン用に作られた作品はスクリーンで見てこそその魅力を十二分に楽しめます!

パリで映画三昧 - 2

そういえば、この日は私の横に80歳は超えているだろうと思われる老紳士がいらっしゃったのですが映画始まってすぐにいびきをかいて寝始め、皆びっくり!
最初はあちこちからため息とブーイング程度。私も、席を代わろうかどうか悩んでいたら、彼の後ろの少し若い老紳士が、トントンと席をつついて起こしてくれて皆安堵。
その後数回いびき>トントンの繰り返し。100席あるかないかのミニシアター、静かな映画の上映中に鳴り響くいびき、どうなることやら?と思いましたがフランス人同士でしっかり解決してくれました。躊躇なく起こす人、起こされても居続け再び寝る人、フランス人だな〜と妙に感心しました。

そして名画座で嬉しいのは、素敵なパンフレットが入手できること。
当時のデザインをそのまま使っていそうなものも多数で、いつもオシャレ!観てない映画でも数枚持って帰ってコレクションしています^^
手作りパンフレットもご覧の通りかなりシンプルですが、あらすじなどの基本の作品情報の他に監督自身や批評家のコメントも添えられています。カラーだったらもっといいのだけれど、チケットが7ユーロなので文句は言えません!
フランス語はちょっと(基本外国作品はフランス語字幕です)という方も、各館レトロで個性豊かなミニシアターはその場の雰囲気を楽しむだけでも面白いですよ。
そして、日本ではスクリーンではほぼ観る機会のない往年の名作が7ユーロ程度で、素敵なチラシ付きで鑑賞することができますので、既に観た作品をもう一度、言語で、大スクリーンで観るのはいかがでしょうか?

パリで映画三昧 - 3

映画鑑賞後は、Champo横のブラッスリーで軽食。夕方5時で軽くお腹を満たしたかったので、これまた久々のオニオンスープを注文。
ノンストップの昔ながらのブラッスリーには恐らく必ずあるメニューで、パンも付いてきますので、寒いときの軽食にはオススメです!これだけ注文しても文句言われませんのご安心を。

場所柄もあっていつも賑わっているお店ですがこの時間帯はさすがにがらんとしていました。
オニオンスープは少し味が濃かったので、口直しにカフェグルモンも注文。正確に言うと、夕方だったのでカフェインなしのデカ(カフェインなしのカフェ)・ノワゼット(ミルク入り)・グルモンです。
大抵のビストロやカフェではカフェインなし、ミルク入りが注文可能なので、カフェは強すぎ、夕方以降はカフェインは避けたいという方にはオススメです。
パティスリーの方は、ムース・オ・ショコラとマドレーヌとフランとタルト・タタン、とメニュー同様に、王道な感じのラインナップでした。お味に関しては特筆すべきことはないですが、古き良きビストロな内装にテキパキ働くギャルソンはミニシアターのレトロな感じともあっていて、映画の余韻を楽しむにはぴったりの場所です。
映画鑑賞後にここで一杯というのは今も昔も同じ風景なのかな?と思えてほっこりしました。他のお客さんが映画を観たかは知りませんが。

パリで映画三昧 - 5

では、Bonne séance !!!

Le champo
51 Rue des Écoles, 75005 Paris

La Filmothèque du Quartier Latin
9 Rue Champollion, 75005 Paris