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DAIDO MORIYAMA – DAIDO TOKYO –


fondation cartier daido maruyama - 2

長い雨の2月も終わり、春を感じる今日この頃。今週後半からは(天気予報が当たれば!)晴れの日が続くようで嬉しい限りです。さて、そんな雨ばかりの先週、素敵な展覧会に行ってきたのでご紹介いたします。

モンパルナス近くの現代アート専門の美術館、Fondation Carteirで6月5日まで開催されているDAIDO MORIYAMA -DAIDO TOKYO-展。
2003年に開催されたモノクロ写真の展覧会が好評を博し、既にフランスでも人気のある写真家森山大道氏。
今回は展覧会タイトルからもわかるように、森山氏が切り取った大都会「Tokyo」のカラー写真をメインにした展示となっています。平日の昼間にも関わらず、アート系の学生っぽい若者からシックなマダム&ムッシューまで、なかなか賑わっていましたが、小さな美術館ですし、並ぶことはまずありません。

小さなカメラを持ち歩き、都会の雑踏やそこに住む人々の日常、一瞬を切り取るスナップ写真を得意とする森山氏の目を通して見る大都会東京。
日本ではいたるところで見かける様々なポスター、むき出しの配管、虫や路上の人々、雑踏などの当たり前の風景の一瞬を切り取ったヴィヴィッドな写真の森の中を歩いていると、自国の写真であるのにも関わらず、異国の雑踏の中で立ちすくむ異邦人のような感覚に襲われました。
森山氏の写真を見ていると、外国人の友達が日本で撮った写真を思い出します。自動販売機や、寂れた看板、電灯などそこに住む人々が目もくれないようなモノにズームを当てた写真。
大きく引き伸ばされた写真をじっくり見ていくと、身近すぎて気にもとめなかったモノの中に日本特有の美意識や文化を感じ、「日本」を再発見することができました。

別室の暗室では本展覧会用に製作されたモノクロ写真のスライドショー「Dog and Mesh Tights」が上映されています。2014年7月から2015年3月の間に東京、香港、台北、アルル、ヒューストン、ロサンジェルスにて撮影された写真が街の音と共にスクリーンに映し出されます。
ここでは、日本とパリの街の音の違いを再認識しました。日本では空港に降り立った瞬間から様々なアナウンスが耳に入り、カフェや商店街での音楽、呼び込みの声など、いたるところで音が溢れています。ここパリでは、熱心に議論する人々の声が街の音のような感じでしょうか。そんな中でも、おばあさんのゆっくりとした語りと共に映し出される東京の街角の写真を見ていると懐かしい感じでホッとしました。よくフランス人が「日本語のメロディーは優しい」と褒めてくれるものが、いまいちピンとこなかったのですが、こうして聞いてみると、なるほど、優しく控えめな素敵な言語。パリで日本を見直すいいきっかけになった素敵な展覧会でした。
小さな美術館ですので1時間ほどで観ることも可能です。近くに行かれることがあればぜひお立ち寄りください!

DAIDO MORIYAMA – DAIDO TOKYO-
Fondation Cartier
261, Boulevard Raspail 75014 Paris
月:定休
火〜日:11時〜20時(火曜日のみ22時まで)
最寄りメトロ:4&6号線 RaspaliまたはDenfert-Rochereau

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