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ガレットデロワ


遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
今年もセジュール・ア・パリを宜しくお願いいたします!

さて、こちらの新年の行事といえば、ガレット・デ・ロワを食べること、冬のソルドに行くことくらいでしょうか?

1月半ばでもまだ撤去されていないちょっと寂しげな佇まいのツリーやクリスマスのイリュミネーションを見るたびに、お正月のお飾りで華やいだ商店街や着物姿で参拝する人たちで、年が明けた途端にぱきっと「新年めでたい!」モードに切り替わる日本のお正月はいいなと改めて思います。
外国に住んでいるからこそわかる日本の良さでしょうか?日々の暮らしの根づいた日本の伝統や文化の良さを改めて感じ、外国で生まれた娘に少しでも伝えようと、2月には豆まきと恵方巻き、3月にはひな祭りetc.と四季折々の伝統行事をささやかながらもするようにしています。
それを外国人の友人たちに話すと、「日本文化って本当に繊細で素晴らしいのね!」と毎度感心されます。

はい、その通り。豊かな文化を持つ国に生まれ育ったのだなとしみじみと思います。

さて、歴史も食文化も日本に負けず劣らずのフランスですが、残念ながらおせち料理に匹敵するものはありません。
豪華なノエルのディナーはありますが、各家庭ごとにご馳走が違うみたいで、日本のおせちのように縁起担ぎみたいなものはありません。
唯一ある、新年ならではのものといえば、期間限定のガレット・デ・ロワ。早いところでは12月末くらいからちらほら見かけますが、やっぱり本番は1月。
年明けの家族や友人たちとの集まりのデザートでは、必ずと言っていいほどこれが出てきます。
毎回これだと嫌になりますが、一度は食べたいガレット・デ・ロワ。今年の1月は多忙なので食べる機会がないかも・・・と思い一人ガレット食べ比べを敢行することに!

galette des rois sucre et blé - 1

まずは、一番ご近所のパン屋さん、Kayserのものをお試し。

日本でもお馴染みのこちら、パリ市内にも多数店舗を構えていてパリっ子たちにも愛されています。
5区には個人経営の美味しいパン屋さんが多いので一番お気に入りというわけでもないのですが、安定の美味しさでちょこちょこいろいろ試していますがガレット・デ・ロワは今年が初めて。
特筆すべきことはないのですが、甘さ控えめで軽めのアーモンドクリーム、サクッとペロリと完食しました。こちらでは基本のアーモンドクリームの他にリンゴのコンポートが入ったガレット・デ・ロワもありました。
パン屋さんでは、この2種を作っているところが多いですね。基本はアーモンドクリームなのですが、好き嫌いも出そうなので、子供も大好きなリンゴのコンポート版を作っているのでしょうか?

そして、二つ目は12区、アリーグル広場界隈で人気のお店、Blé Sucréのもの。
アーモンドクリームはかなり濃厚で、おやつと翌日の朝食にと二回に分けて食べました。この時点では、Kayserに一票です。

そして、1日置きに食べて少し飽きてきた今日、大本命のSébastien Dégardinへ!

galette des rois sebastien ext - 1

今日もショーウィンドーにうっとり。ここのパティスリーはどれも美しくて美味!
お味は有名パティスリーに引けを取らないか、それ以上?なのにお値段は普通のパティスリー並み。よって週末はいつも長蛇の列です。
さてお目当のガレット・デ・ロワ。見た感じは先の二つとそう変わらず至ってシンプル。でも光の加減かもしれませんが、ツヤッツヤで香ばしそう!
「オーブンで温めず、そのまま常温で食べてください」と、いつも丁寧なお兄さんがいつも通り丁寧に対応、説明してくださいました。

5区で一番!?と名高いこちらのパティスリー、まずは、ほんのり甘いサクサクのパイ生地が本当に美味しい!これだけ食べてもいいくらい。
そして中のクリーム、ほんのり香る何かのリキュール(ラム?)がアクセントになっていて、しっとり甘さ控えめの大人の味で、半分残す予定があっという間にお腹の中に消えました。
こちらは、パティスリーだけあって、基本のアーモンドクリームのガレットの他に、8時間煮込んだりんご&アーモンドクリーム&ゆず、アーモンドクリーム&ピスタチオ&グリオット、そしてアーモンドクリーム&ヘーゼルナッツ&チョコレートと4種の中から選べます。ちなみに、一人分のガレットは残念ながら基本のアーモンドクリームのみ。
2月半ばまで販売しているそうなので(通常は1月いっぱいの所が多いです)、大人数で集まる機会を作って、チョコレート版を試してみたいです!

カロリーがかなり気になりますが、日本のお正月のお餅太りに比べれば大したことないかな?寒いときはお腹にどっしりくる食べ物&スイーツで身体のなかから防寒対策ですね!(笑)

galette des rois sebastien galette - 1

今回の食べ比べ、結果は予想どおりSébastien Dégardinが一番でしたが、今の時期どこのブーランジェリーやパティスリーでもガレット・デ・ロワを販売しています。
パティスリーでは、チョコレートや、ピスタチオ、マロンクリームなど個性豊かなガレットを提案。ブーランジェリーでは、基本のアーモンドクリームとりんごのコンポートの2種が多数。
そして写真にあるような、ブリオッシュ・デ・ロワというブリオッシュも一緒に並んでいることも多いですね。

galette des rois kayser - 1

私は基本のアーモンドクリームが好きなので、いつもこればかりですが、今年は、チョコレート版の他に、8時間煮込んだりんご版も試してみようかな?と思っています。が、これには最低4人は必要。

そう、最後になりましたが、ガレット・デ・ロワは中にフェーヴと言われる小さな陶器の人形が入っていて(一人用には基本なし)、大きなガレットを数人で切り分けて、フェーヴが中に入っているものを選んだ人が王様になり王冠(大きなガレットを買うともらえます)をもらえて、皆から祝福される。
そしてその一年幸福に過ごせるというものです。凝った王冠やお店の名前が入った素敵なオリジナルのフェーヴを作っているところもあり、いろいろと嬉しいおまけがつくガレット・デ・ロワ。

新しい年を楽しく美味しく始めるために、皆さんもお気に入りの一つを見つけてみてくださいね。

Sébastien Dégardin
200, rue Saint-Jacques – 75005 Paris
Tél. : 01 43 07 77 59
営業期間:水〜日 9時〜20時、月・火定休