コンシェルジュ・サービス

ベルヴィルのオススメビストロ 〜Les Canailles Ménilmontant〜


9月も早3週目に入りましたがまだまだ晴天は続き、日中は27〜8度まで上がる日もあるのでまだまだ夏服は片付けられません。

とはいえ朝晩はしっかり冷え込みますので、この時期パリに来られる方は15度〜28度の温度差に対応できる重ね着でお出かけを!

さて、珍しくフレンチが続きます。

今回ご紹介するのはパリ北部の中華街、ベルヴィル地区にある「Les Canailles Ménilmontant」。

観光ではあまり来ない地区ですが、アジア系だけでなく、フレンチも美味しくお手頃なお店が増えている注目スポットです。

一号店である「Les Canailles Pigalle」は日本のメディアでも度々紹介されていて大人気。
こちらの二号店では、日替わりのランチメニューがかなりお得ということで、一号店を試し済みの友人とやってきました。

20e les canailles - 1

お目当てだったランチメニューは、2皿で18ユーロ、3皿で19ユーロと確かに安い!

外食が続いているので財布の紐を固くしてこちらにすべきところですしたが、その前に見てしまった、通常のメニュー(2皿で28ユーロ、3皿で35ユーロ)の方が選択肢も多く魅惑的。

悩んだ挙句、せっかくここまで来たんだしということで、二人とも通常メニューを注文することにしました。
前菜は、私は牛タンのカルパッチョ、グリビッシュソース。
友人はブロッコリーのクリーム、oeuf parfait(日本でいう温泉卵)とラードン添え。

20e les canailles - 2

メニューを見た途端に食べたい!と思った牛タン。
日本のようにスーパーでパックに入った薄切り牛タンなんてもちろんこちらでは見かけず、長らく食べてない好物の一つです。

確認したところ、軽く火いれてあって生ではないということで一安心。
グリビッシュソースとはなんぞや?とこちらも事前確認したところ、固ゆで卵の黄身、マスタード、シブレット(日本の朝月に近いネギの一種)、ケッパー、などを混ぜ合わせたマヨネーズ状のものだそう。

写真の通り最後に固ゆで卵も刻んで加えています。

マヨネーズと聞いて一瞬迷いましたが、とっても軽くケッパーの味がアクセントになっていて美味しい!
牛タン=焼肉の塩タンで、シンプルにレモンを絞って食べるのが最高と思っていましたが、このソース真似したくなりました。

上に乗っているルッコラとピクルス、パルメザン、洋風もこんなに美味しいなんて!牛タンは塩タンだけじゃないのですね(笑)!

友人の前菜はブロッコリーの鮮やかな緑が美しく、お味の方もブロッコリーの甘さがうまく引き出されていて本当に美味しい。
卵を崩して、パンにつけながら食べてもよし。
ラードン(ベーコン)の油&塩も、味も食感もまろやかなクリーム&卵にパンチを加えてくれていいアクセントに成っていました。

どちらも想像以上の美味しさで大満足。

お次のメインは、二人ともがっつりお肉を選択。
外食する時は普段家で食べない肉の塊を選ぶようにしています。
肉料理は火入れ加減が大事なので、プロの手にかかったお肉が一番と思っています。

20e les canailles - 3

さて、手前の私のお皿には、Échine de Cochon ‘fermier’confite( ‘農場産’豚の肩ロースのコンフィ)の夏野菜添え。
奥のお皿は、ラムステーキ、Pleurote(ヒラタケ)とPomme Dauphine(ジャガイモのピュレとシュー生地を混ぜて揚げたもの)。

どちらもお肉がとっても柔らかく口の中でとろけ、最初は「大きい!」と焦りましたが二人ともペロリ。

美味しいところでお肉を食べると、パクパクいけちゃうよねえ、とすごく当たり前の感想ですが、これ本当です!

適当に入ったビストロでお手頃な値段のステーキを食べると、切るのに苦戦するくらい硬かったり、ソースでなんとかごまかして食べるような「まあこの値段から仕方ないか」というものが出てきたりします。

久々に食べた付け合わせの定番の一つ、ポム・ドフィヌ。
外はサクッ、中はしっとりでとても美味しく、夏野菜よりこっちの方が良かったかな(笑)夏野菜も普通に美味しかったですが。

最近、量が控えめのお店が多いですが、こちらはご覧の通りのボリュームたっぷりのザ・ビストロ料理です!
この時点でお腹がかなりいっぱいになっていましたが、ここまで大満足だったので、デザートも試そうということになりました。

私はライム味が気になったババ・オ・ラム。
友人はイチジクのクランブル、バニラアイス添え。

ババはまず、ブリオッシュが運ばれてきて、その場で二つに切り、その後目の前でラムをた〜っぷりかけてくれます。

20e les canailles - 4

酔っ払わないか?と思うくらいたっぷりかけてくれたので、ラムの香りと味を存分に感じつつ、シャンティクリームでラム感を多少緩和させながら最後まで堪能。
ライムの爽やかさがいいアクセントの大人なデザートでした。

対して、クランブルの方は焼きたてで温かく、ゴロゴロのクランブルとロティされたイチジクとの相性も抜群。
素朴でほっこり優しく、こちらも大満足でした。

20e les canailles - 5

あ〜幸せ〜もう入らない〜と思っていたら、ミニフィナンシエとトリュフチョコのサービスが。

いつもは場所を変えてカフェをするのですが、もうここでカフェしちゃおう!?
となり、最後の一組になる迄ゆっくりと至福のランチタイムを過ごさせていただきました。

20e les canailles - 6

お店の方もとっても感じよく、質問にも丁寧に答えていただき、お味はもちろんのことサービスにも大満足。
また来ます!と言って店と後にしました。

20e les canailles - 7

毎回昼から35ユーロはなかなか厳しいので、今度はお得な日替わりランチメニューを試してみたいと思います。
隣のおじさまたちも、「うまい、うまい!」とメインの一つ、ボリュームたっぷりのパンタードを食べられていましたしね!

ちなみに、最後になりましたが、席に着いた途端に出されるアミューズのケーキサレ(塩気のパウンドケーキのようなもの)もとっても美味しく、一見下町のビストロに見えますが、さすが数々の星付きレストランで修行を積んだシェフのお店。

お料理はもちろんの事、普通のビストロではあまり見かけないこんなサービスにちょっと感動しました。

ここまでわざわざ、というのであれば、近くにあるペール・ラシェーズの墓地散策の前後にいかがでしょうか?
また、隠れたエッフェル塔の絶景スポット、ベルヴィル公園も近くにあります。

パリの下町散策と美味しいフレンチをお楽しみください!

では、Bon appétit !

LES CANAILLES MÉNILMONTANT
15 rue des Panoyaux. 75020 Paris
電話番号:01 43 58 45 45
営業時間:11時〜20時(土日定休)
最寄りメトロ:MÉTRO : Ménilmontant
https://www.les-canailles-menilmontant.com/en-salle/