食欲の秋!南西部マルシェレポート
- 2019年09月27日
- ブログ
9月も最終週となり、かなり秋めいてきたパリからこんにちは!
木々も色づき始め、秋の訪れを日増しに感じる今日この頃。
秋といえば、食欲の秋!夏の間は興味なかった重めのフランス肉料理と甘いものが気になり始めませんか?
さて、そんな食欲の秋にピッタリな野外イベントに参加してきたのでレポートいたします!
先週お伝えしたフランス南西部の特産品マルシェ「Les Marchés Flottants du Sud-Ouest」は夏のバカンスの余韻と食欲の秋の始まりを感じさせてくれる大満足のイベントでした。
フランス南西部のGers、Lot-et-Garonne、Tarn-et-Garonneの3県の生産者が集まる本マルシェ。
南西部といえば、フォアグラとビゴール黒豚。
どっしり重めの美食地方ですね。
まずは、Que de la Tournelle側の入り口から入場。
セキュリティのために入り口で荷物チェックがあります。
階段を降りてみると、規模は思っていたより小さくこじんまりとしているようですが・・・内容の充実度にびっくり!
まず目についたのが、果物の無料配布の列。
何がもらえるのかもわからず周囲の人について並ぶとリンゴ三つとぶどう一房とにんにく二個を紙袋にガシガシ入れてくれます。
こんなにもらっていいの?と、初っ端からびっくりしつつ、周囲を見渡すと、メロンやぶどうなどの搾りたてジュースや各種ワイン、特産品のプルーンを使った料理などの試飲、試食ブースが並んでいます。
時間ごとにワインの種類やお料理の種類も変わるみたいで1日楽しめそうです(笑)。
Archevêché橋をくぐってノートルダム寺院前のQuai Montebello側に行くと、生産者スタンドがずらり!
ファオグラはもちろんのこと、ピレネー山麓で放牧されている高級豚のビゴール黒豚も特産品のひとつなので、ビゴール豚の生ハムやソーセージを販売するスタンドも数軒並んでいます。
どこも試食できるので、お金を使いたくなければ試食だけでお腹いっぱいになるデパ地下のような感じです。
その場でしっかり食べたい方には、5ユーロの生ハムコーンや15ユーロのシャルキュトリー盛り合わせプレートなどもあります。
ワインも一杯2ユーロで飲めます。
その場でおつまみとワインをボトルで買ってノートルダム寺院を眺めながらピクニックをするフランス人も見かけました。
私は家族へのお土産にビゴール豚を使ったリエット4種セット(セップ茸、イチジク、プルーン、アルマニャック入り)を20ユーロで購入しました。
こちらもプレーンタイプのものは試食可能。
試食してから買えるのがいいですね。
そして、全くお腹が空いていなかったのにも関わらず、Quai de la Tournelle側のガスコーニュ地方のワイン試飲ブースで甘いワイン、特産品のプルーンを使った料理(ラタトゥイユにプルーンとアーモンドを入れたようなもので美味!)もいただき、さらには、こちらで美味しそうなお肉の匂いに惹かれ、がっつりフォアグラ&鴨のサンドイッチブースにまでたどり着いてしまいました。
美味しそうな匂いのもとは鴨のコンフィ。
一口いただくと、これもっと食べたい!と。
周囲のフランス人が注文していたフォアグラのソーセージも気になったので、試食できますか?と聞いたところ、焼いてあったのを目の前で切ってくれ、頼んだ私より先に周囲のマダムたちが2個3個とパクパク(笑)。
私は一口で十分だったので、最初に気になった鴨のコンフィのサンドイッチを注文。
半分家に持って帰ろうかと思っていたのですが、パセリの風味が効いた脂が滴る絶品コンフィ。
美味しすぎたので、その場で完食してしまいました。
青空を見上げながら外で食べる、しかもノートルダム寺院を眺めながら。
これって最高ですよね?
他にはフォアグラサンドイッチ(8ユーロ)、フォアグラソーセージ2本入りサンドイッチ(8ユーロ)、鴨のマグレとプルーンのサンドイッチ(8ユーロ)なども。
この国では美味しいバゲットと美味しい肉があれば、それだけのシンプルなサンドイッチが一番と改めて思いました。
日本の凝ったサンドイッチも大好きですがフランスは肉だけ、チーズだけのシンプルサンドイッチが最高ですね。
さらに、通り過ぎることができなかったのがこちら。
南西部の伝統焼き菓子、パスティス(pastis)。
薄いパイ生地を重ねてりんごを包んだ焼き菓子で、サクサクの生地の中に包まれた香り高いアルマニャック&たっぷりバター&甘〜いりんごの組み合わせが最高に美味しい!
これ、2個くらいいけそう!
パリではあまり見かけないのが残念ですが、見かけたらお知らせいたしますね!
というわけでチラ見のつもりが、試飲試食で前菜とアペリティフをいただき、がっつりサンドイッチでメイン、伝統菓子で〆、特産品フルーツの無料お土産と家族へのお土産もゲット、と大満足の南西部マルシェ。
来年はもっと時間をかけてじっくり飲み食いするつもりでお腹を空かせて来ようかなと思いました。
まだ12時前だったので営業していませんでしたが、ビゴール豚を食べつくせるレストランも設置されていました。
これも期待できそうですね。
試飲試食大歓迎の、日本のXX地方物産展的な楽しく美味しい南西部マルシェ。
ロケーションも素晴らしい今年で20周年の大人気イベント。
来年も開催されるようなのでこの時期パリにいらっしゃる方は是非覗いてみてください!私も必ず行きます^^
ではbon week-end !