コンシェルジュ・サービス

「Mémoires Vives(生きた記憶)」@カルティエ現代美術財団


fondation cartier 30ans

fondation cartier

現代アートの創作活動の促進と市民への普及を目的に、1984年に設立されたカルティエ現代美術財団は今年で30周年を迎えます。30周年を記念して、今年5月からこの30年の歩みを振り返る様々な展示が多彩なイベントとともに予定されています。第一弾が5月10日から9月21日まで開催の「Mémoires Vives(生きた記憶)」。

コミッションワーク(制作を依頼した作品)や、個展、企画展に参加した様々なアーティストの作品を紹介する本展覧会では、財団が所蔵するダヴィッド・リンチの映像や、ロン・ミュエックの作品と並んで、日本のアーティストの作品も多数展示されています。

まずは、三宅一生の照明器具を用いたインスタレーション。本展のために特別に制作されたもので、1階のギャラリースペースで展示されています。
そして、2013年に開催され大好評を博した北野武の展覧会の中からは、「旧日本軍秘密兵器の設計図を発見した!」と題される、ビートたけしの遊び心とアーティスト北野武のメッセージが詰まった奇想天外で楽しい作品、そして、アラーキーこと荒木経惟の写真など、日本が世界に誇るアーティストの作品なども楽しめます。

1階右手のシアタースペースでは、本財団での個展用に制作されたダヴィッド・リンチや、アニエス・ヴァルダ、そして北野武の映像など他では観られない作品を常時上映。
他にも現代アートの数々が、ジャン・ヌーヴェルによりガラス張りの開放的な空間、自然と見事に融合した心地よい空間で鑑賞できます。ガラスに映る木もデザインの一部。光の加減で様々な表情を見せる近代と自然が融合した美しい建物の中、ゆったりとした気分で現代アートの秀作が楽しめます。

素人の、個人的な感想で恐縮ですが…一見、おもちゃのようなポップでかわいいオブジェたちですが、解説を読むと、現代社会が抱える問題をユーモラスかつアイロニカルに表現…と、奥が深く感心。正直、アートを勉強していないととっつきにくい感じのある現代アートですが、まずはアーティストの豊かな想像&創造力を純粋に楽しんで、そこから「これ何!?」「これって何を伝えたいんだろう?」と脳に心地よい刺激を受け、疑問を持つことから始めればOK!と思っています。「何か面白いものはないかな〜」と皆さんもこんな感じで、夏のパリと刺激的な現代アートを気軽にお楽しみください!

カルティエ現代美術財団
261, boulevard Raspail 75014 Paris
http://fondation.cartier.com/#/en/art-contemporain/26/exhibitions/1405/1984-2014-30-years/1407/from-may-10th/
最寄りメトロ:Raspail又はDenfert-Rochereau