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Musée Zadkine:ザッキン美術館


パリには沢山の美術館があり、どれもその内容の充実振りと人の多さにびっくり!人気展覧会では週末になると長蛇の列ができ、中も人で溢れています。人の流れを気にしながらの鑑賞に少しうんざりしつつも、観光で来る方はもちろんのこと、市民のアートへの関心度の高さに毎度驚かされます。とはいえ、人ごみは苦手、ゆっくり鑑賞したいという方にお勧めなのがこちらのザッキン美術館。リュクサンブール公園に程近いのですが彫刻ファン以外にはあまり知られてないため、ゆっくりこころゆくまま美術鑑賞が楽しめます。

旧ロシア、ベルラーシ・ピテプスク生まれのザッキンは、1909年にパリに渡ってピカソやモディリアーニ、藤田嗣治らと親交を深めたエコール・ド・パリの中心的な彫刻家、画家です。
とてもこじんまりとした美術館ですが、緑溢れる庭には彼のキュービズムの枠にとらわれない、生命力に溢れる彫刻作品がいたるところに展示されています。ベンチに腰掛けて、ゆっくり秋の紅葉とともに庭と一体となった彼の作品を眺めてみてください。
庭の奥の白い建物には5つの展示室があり、柔らかい光が差し込む開放的な空間の中で、年代を追って作品を鑑賞することができます。

2014年4月13日までは、「Voyage dans l’ancienne Russie」として、カラー写真のパイオニアSergueï Mikhaïlovitch Procoudine-Gorskyの三色写真法で撮られた古いロシアの写真も展示されています。
力強くも繊細で穏やかななザッキンの彫刻と、三色刷りならではの独特の色調が美しい、20世紀初頭のロシアの風景と暮らしを切り取った写真をお楽しみください。

Musée Zadkine

●住所/100 bis rue d’Assas 75006 Paris
●開館時間/10:00~18:00 月曜・祝日休
●入館料/7€
●メトロ最寄り駅/「Notre-Dame des Champs」12番線、「Port-Royal」RER B線